Category: 発見系


歯学部という不思議な空間

5月 11th, 2009 — 7:49pm

今日は,親知らずの奥歯が虫歯で大変なことになっていたので,意を決して東北大学歯学部で抜歯と縫合をしてもらっていました。真横に生えてしまっていて,近所の歯科では手に負えず,歯学部を紹介してもらいました。
歯を分割して抜く方法で,機械で砕きながら腕力でぐいぐいと抜いてもらいました。
何年生かわからないですが,実習生の不慣れなサポートも,先生の丁寧な指導が入っていました。
歯を抜かれながら先生と実習生の会話が
「君,縫合の○○先生の授業受けてたあの子か」
「はい,その節は・・・」
などと会話していました。
こっちは口をあんぐり開けて多分血もダラダラ状態の中で,患者を差し置いてそんな会話でしたが,大学らしくてほほえましいと思いました。
「ここは歯学部なんだ」と改めてそのとき思ったのでした。
なぜか常に患者の動線上に実習生らしき人がいて,移動する際に,その人たちをよけなければならないのですが,やはりその辺も医者の卵であると同時に,かつ,社会人の卵でもあるのだなあと思ってみたり。

麻酔の抜けきらない歯茎と,じわじわ出てきた痛みと,歯を抜かれたときの精神的な緊張であまり気分が優れないのですが,徐々に回復してきました。
同じような状態の歯がもう一本あるので,気が重いです。

しかしながら,彼ら彼女らも立派な医者になってほしいと願って,もう少し,身を預けてみることとします。

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時間をデザインするということ

6月 15th, 2007 — 1:30am

時間をデザインすることが,自分には向いているのではないかと最近考え始めた。
この時間デザインというのは,空気感のデザインとでもいうか,時間の流れのデザインとでもいうか,それらを汲み取って,何らかの具体的な形などにするとでも言うのだろうか。うまく表現できない。

散文的に書いてみる。
弾力性があり,たおやかな時間を作り出すこととでも言うか,・・・ますます難しい表現だ。
時間の圧縮と膨張を感じ取って,それらを助長する仕組みを作る。
時間のユニット化を図ること,行動をそれに合わせること。
ユニット化は単位時間の積み重ねであること。行動は単位時間内で最大のパフォーマンスを出すよう努力すること。
ユニット化された時間は再配置可能になる。
ユニット化された時間は,1軸で取り扱わなくても良いのかもしれない。2次元,3次元的な再配置が可能かもしれない。
マクロ的に見ると,そのユニット時間は十分に小さく,波のように見えるだろう。サンプリング周波数が高い状態のように。
それが他者と何軸にも交錯し合うだろう。空気密度とか時間密度などが発生するだろう。

概念で人は行動できない。
ITや各種デザインは,そういった事象の具現化に大いに役立つだろう。
こういった時間把握の概念は,常に表層化しているわけではない。
時間の再配置がどうのこうのと考えていては息が詰まって何も考えられない。
だからこそ,それらをコンセプトの奥底にぐっと押し込めた上で,何重にもオブラートをかけて,システムなり何らかの物なり,ルールなりの具体化をすると良いかもしれないし,自然に自分はそういうコンセプトをもとに,最近いろいろな物を作っているような気がしないでもない。

六本木のまあ,いわゆる新名所,ミッドタウンに先日行ったわけだが,21_21には何とも言えない空気感があった。安藤忠雄さんや深澤直人さん,三宅一生さんらと自分を比べるのはおこがましいのだが,そうした方々も空気感や時間密度などを感じ取る感覚をずいぶんとお持ちなのではないかと思う。その上で,表現力や人間力や記憶力などとうまく融合させて,作品を世に送り出しているのではないかと思う。
作品を見ていると,空気や時間の粒を感じて,群や雲として寄せたり間を空けたりするような作業を自然に頭の中でしているのではないかなあと思う。
そして自分も自然とそういう作業をしているのではないかなあと最近少し気づいた。
それらのストリーム的なものがある時点である条件で切り取られフィルターがかかって具体的な物になる。

でも,こういう感覚は,自分の場合,リレーショナルデータベース(RDB)の仕組みを知っていった時に,強くなっていったように思う。
芸術も,デザインも,RDBも,ジャズも,プログラミングも,自分にとっては一緒。繊維質の心棒の中をらせん状に構成する要素の部分のようなものです。
変でしょう?(笑)

(多くの人には意味不明な文章で失礼)

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NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」。いいドラマだった。

3月 24th, 2007 — 11:02pm

NHKの土曜ドラマ「ハゲタカ」が終わった。企業買収やそれに関わる人々の人間ドラマを上手に描いた好作だった。見たのは最後の2回だけだったのだけれど,昨今世の中で話題になっているTOB(株式公開買付)やホワイトナイトとはこういうことか,認識を深めることができ,それらの報道の背後にあるであろう人間関係や心理の動きがよくわかった。昨今の企業買収劇は報道で伝えられることを表面的に知るだけだったけれど,それをとりまく周囲には,生きるか死ぬかのドラマがあって,文字面の世界ではなくて,人間の生活があることが迫力ある演出で伝わってきた。
登場する組織や人物の名前も,ありがちな設定で,わかりやすかった。あえて言えば,ベタな設定と演出なのだが,人間模様のドラマとしてだけでなく,経済のことを学ぶことのできるドラマなので,そのほうが関係性がわかりやすく,むしろ良かった。
ドキュメンタリーではなく,バラエティーでもなく,その中間のようなポジションにあるこのドラマのようなジャンルは面白い。ニュースの裏側をより深く知ることができる。
続編があるといいなあと思う。

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「スタートアップの始め方」を読んで

2月 13th, 2007 — 12:40am

スタートアップの始め方 を読んだ。実に示唆に富む内容だった。
全体的な思想に共感するものが多かった。以下,興味を持った文章を抜き出してみた。

 


 

・スタートアップを始めるときにすごいアイデアは必要ない。
・アイデアの市場価値というのはNDAにサインする面倒よりも低いのだ。
・重要なのはアイデアではなく、そのアイデアを持っている人々だ。
・ハッカーであれば、コードにバグが残った状態でベッドに行くくらいなら朝の4時まででも起きているような人だ。
・創業者は2人から4人の間が理想的だ。
・顧客が欲しがるものを作るための唯一の方法は、彼らの前でプロトタイプを造り、彼らの反応に応じて改良していくということなのだ。
・テクノロジーを使いやすくするということには、ものすごく真剣に取り組む価値のあるということだ。
・使いやすさの10%の改善は、売り上げを10%増やすわけではない。それは売り上げを2倍にもするのだ。
・だから安価でシンプルというところから始めた製品は徐々に強力なものへと成長していき、水が部屋に満ちるように、「ハイエンド」の製品を天井の方へと押し込めることになる。
・スタートアップのための場所を探しているなら、プロフェッショナルらしく見えなきゃいけないとは思わないこと。
・私はスタートアップの多くに、最初は企業向けの物件を避けてアパートを借りるようにアドバイスしている。
・人は自分のためにたくさんの人間が働いているという考えが好きだというのが主な理由ではないかと
・ミーティングをあまり多くしないこと。
・ハイエンドの製品を作らないこと。
・ドイツではペーパーワークに気を使う必要があり、それがすごくたくさんあるということだ。これはドイツにスタートアップが少ない理由になっていると思う。

散文的に感想を記してみようと思う。

シンプルなものは強くなれる要素がある。
根本はこれにあるように思う。

逆説的には,強くならないものはシンプルではない。
と言えるかも知れない。

アパートのくだりに関しては,まさにトキワ荘ではないかと。
同じ考えを持った連中が食事中の雑談の中に出てきたアイデアをすぐに具現化する。
トキワ荘のような形態はクリエイティブワークの世界共通項なのかもしれない。

ビジネス的な体裁にこだわらない。
一流たるものはかくあるべきのようなものは参考程度にしておいたほうがよいと思う。
その中で,自分の貫くものは貫く。あれもこれもと欲張らない。

万物の理を知っているかのように振舞わない。
常に謙虚な気持ちで人にも物事にも当たりたい。

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公的サイトとしては異色な千葉県警のWebサイト

12月 20th, 2005 — 10:10pm

千葉県警のWebサイトが面白い。

画像にしてある文字は視認性の高いクリアな文字。
文字も大きく読みやすい(のではないだろうか)。

画像の多用,スッキリしたデザインで,公的機関のサイトとしては異色の作りといえるだろう。

デザインは,imagediveさん。
やっぱり,デザイン事務所は,過去の実績を載せてもらえると,そのサイトを知れて楽しい。

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Web上で共有ポストイット

11月 21st, 2005 — 12:02am

WebNote

右のテキストボックスにWorkspace名を入れるとすぐ使い始められる。すでに同一のワークスペースがあるとそれが読み込まれる。
セキュリティ的にどうなんだとかいう枝葉の話は気にしない。

すると,もうそこはホワイトボード上にポストイットが貼られた世界。
他の人と共有できる。
自由にぺたぺたと貼れる。
これでもう,どこでもアイデア会議ができますね。

これの最も面白いところは,RSSで内容の取得ができるところ。
つまり,他の人が更新したとき,その情報が取得できるということ。
しばらくそのアイデア会議から離れるときでも安心です。

Workspace名:tossideacube
に自由に書き込んでください。

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アイデア会議にホワイトボード共有

11月 12th, 2005 — 3:08pm

http://www.imaginationcubed.com/

GEのホワイトボー共有Webアプリ。メールで招待してホワイトボードの共有ができる。
Flashで動く。
おもしろい。
昔のNetMeetingも面白かったが,これはシンプルで面白い。

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未来感覚満点の自動ドア

9月 21st, 2005 — 1:22am

これは面白い自動ドアだ!
田中製作所

実用的にも開口部が少なくていいのでしょうが,それより何よりスタートレックのようなこの未来感覚が素晴らしい。
インパクトあるなあ。

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A4でプリントアウト、即、CDジャケット

9月 3rd, 2005 — 9:41pm


A4でプリントアウトした紙を折るだけで、そのままCD/DVDのジャケットになるという優れもの。
大量のCD-Rの整理などにいかがですか。
一時的なデータ受け渡し用CD-Rなどにも使えそう。

ペーパーケース
http://papercase.andore.com/index.php

従来の工程
1)不織布袋orハードケースを用意(30(s))
2)ラベル作成ソフトor手打ちで曲名など情報入力(DBから持ってくるので30(s))
3)印刷(60(s))
4)印刷した紙をカット(120(s))
5)カットした紙を1)の袋に差し込み(30(s))
しめて、1枚あたり4m30sの工程。
作業が大幅に軽減されて、コストも多分安い。

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高校生とお勉強

8月 12th, 2005 — 1:43am

自分の職場では、毎年、工業高校、普通高校、大学の学生などのインターンを受け入れている。
この3日間、工業高校生がインターンとして実習に来ていた。
毎回、学生らと話すと、何人かは「学校で勉強していることが何に役立つのかわからない」と言う。
特に、「数学や物理など実社会でなんの役に立つのか」という話がちらほら出る。

今日は、その工業高校生のインターンの最終日だった。
その最後の時間に造船会社の技術者社長が、学生らにメッセージということで造船の話を30分ほどしていただいた。
船を作るためには、どういう技術が必要かを、熱っぽくそして優しく語り掛けていただいた。
・・・
高校の勉強を教室で聞いているだけであれば、微分積分も何に役立つかわからないだろう。しかし、船を作ろうと考えた場合、高校の数学や物理の話は基礎中の基礎だということがわかるだろう。だから、高校生の今は、勉強をしておいたほうが、将来いろんなものを作ることができる。あとはその基礎の応用次第で自分の考えをいろいろカタチにできる。素晴らしいじゃないか。その上で、電気が好きな人は電気の分野で、機械が好きな人は機械の分野で、自分の得意分野を強めていけば、その道で活躍できる。
・・・
という話だった。

大変心にしみる良い話だった。
高校生たちも、「高校の勉強の意味がわかった」と感激していた。
そして、興味を持って技術者社長に熱心に質問をしていた。

その学問が何に役に立つのか。何に役立っているのか。教育現場には、学生に対しその情報伝達が不足しているのではないのか。
今回のインターン生は、まさに学校では得られない大きなものを得たのではないだろうか。
単に技術習得ではなく、もっと大きな、社会に必要なものを得たように見受けられた。
そして自分も、その姿から学ばせてもらったように思う。

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