Category: デザイン


真面目に月面でアートなワークショップ

12月 11th, 2010 — 11:51pm

今日は「月面でどんなアートを実現する?」という壮大なテーマのアイデア出しワークショップに参加してきました。

http://www.feslab.net/event/occur2010_2.html

[workshop]When Planets Meet
Googleのプロジェクトで月面探査機を開発しているWhite Label Space Japan, LLCの東北大学研究チームのNathan Britton研究員も加わって、「月で実現したいアート」を参加者とともに考えるワークショップ。
・日時:12月11日(土)13時?16時
・出演:スプツニ子(Sputniko!)、Nathan Britton(White Label Space Japan, LLC、東北大学大学院工学研究科)

http://whitelabelspacejapanoffice.blogspot.com/

Googleのプロジェクトで,民間資金による月面探査の競争が行われている。

whitelabelspacejapan.png
賞金総額 $3000万(約27億円)という巨額のコンペで, 月面でのある条件を達成すればもらえるのだという。

その条件とは,

  • 月面でロボットを500m移動させること
  • その様子をHD映像で地球に送信すること
  • 90%以上を民間資本で行うこと
  • これらを2015年までに実現すること

となっています。

http://www.googlelunarxprize.org/lunar/about-the-prize

About the Google Lunar X PRIZE
The Google Lunar X PRIZE is a $30 million international competition to safely land a robot on the surface of the Moon, travel 500 meters over the lunar surface, and send images and data back to the Earth. Teams must be at least 90% privately funded and must be registered to compete by December 31, 2010. The first team to land on the Moon and complete the mission objectives will be awarded $20 million; the full first prize is available until December 31, 2012. After that date, the first prize will drop to $15 million. The second team to do so will be awarded $5 million. Another $5 million will be awarded in bonus prizes. The final deadline for winning the prize is December 31, 2014.

その日本からのエントリーチームである,White Label Space Japanの方たちとスプツニ子さんによる進行でアイデアワークショップが開催されました。

Nathan Britton研究員らからのプロジェクト説明の後,スプツニ子さんの巧みな盛り上げで参加者の気持ちが和むなか,そこでアートが実現できるならば,どんなことができるかという壮大なテーマでアイデア出し開始。

P1030540.JPG
photo by193

photo by kakky

月面という途方もなく現実離れした,でもそれを実現しようと真面目にチャレンジしている人たちといろんなアイデア出しをできたことは貴重な体験でした。
固定観念を取り払うのがこんなに大変だとは!
SFをリアルに考える時が来ようとは,ここに来るまで全く想定外でした(笑)
砂を巻き上げてああするアイデア,光をああするアイデア,地球とあんなことするアイデア,ある素材を真空下でああするアイデアなどいろいろ出てきました。
いやはやスケールでかい。
とても良い体験でした。

このイベントは,occur2010 のイベントとして開催されました。
この月面のワークショップは今日一日限りですので,もうありませんが,期間中,様々な展示やトークがありますので足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

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Cultivation#03受講

8月 29th, 2010 — 1:10am

logueが主催するワークショップ「cultivation」の第三回目の講座,「技術習得のためのワークショップ Cultivation 03 Processing+Arduino+電球」に参加しました。
logue

2日間構成で,初日の1日目が終わりました。
Arduinoなどの詳しい紹介は詳しいサイトにお任せするとして,仙台で開催されたにもかかわらず,受講者10名の内,半分が県外からの方。覚えてた限り大阪方面から3名,東京からも数名という感じ。
自腹で大阪から交通費と受講費を払って来たとの方も。全国的にほとんど例のないセミナーで,感度の高い人を仙台に招くだけのポテンシャルのあるセミナーです。
「電球を明滅する」というと,単純そうですが,その原理は広く応用が利きそうです。
しかも,ArduinoやDMXという汎用性の高いパーツであり,それに親しむだけでもわくわくします。
構成要素の1つ1つを挙げれば,別な手段で実現可能かもしれません。しかし,トータルで考えた場合の敷居の低さと応用性が高さがありそうと感じました。(電子工作はしないので,書籍などで読む限りですが)

IMGP6581
初め,こんなだった部品が,

 IMGP6584 
講師の久世祥三さんご指導の元,半田ごてと格闘しながら組み上げていきます。

IMGP6586
そろそろできそうです。

IMGP6587
講師と受講者たち。

IMGP6589
皆さんMacです。10名中,7?8名がMacです。
USB経由でプログラムを転送します。

明滅制御の様子を動画で。Macから制御しています。
プログラムを書いてコンパイル・転送するだけで簡単に制御できます。

先生に手直しをしてもらいながらも,無事,明滅までできました。

応用範囲が広がりそうな予感。
明日は,プログラミングの方を重点的にするとのこと。楽しみ。

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木工職人を訪問

8月 1st, 2010 — 9:56pm

nokka 先日,通り道すがら,友人の木工職人の工房にふらっと立ち寄りました。アポなしで,日没前の貴重な作業時間に訪問してしまって申し訳ないなあと思いながらでしたが,作業中の手を止めて快く話をしてくれました。
真っ黒に日焼けした笑顔が素敵でした。

彼には,我が家のデスクを作ってもらいました。そのシンプルさが大変気に入っています。
お世辞でもなく,家の中で,そのデスクが置かれているところには,自然とそこに人が集まり,場合によっては,取り合いになり,時には勉強したり,何かを作るときの作業台になったり,思考を巡らす場になったりと,我が家の貴重な活動の場所となっています。
いつも,彼の話には,自分や他人を卑下したり,後ろ向きな思考になったり,といった事がありません。常に前向きで積極的で,笑顔が溢れています。
人としての信頼感,目標に向かうひたむきさ,北欧など寒い国々で培われたセンスなど,彼のもの作りにかける情熱と人間味に触れていつも元気をもらっています。
感謝しています。

こうした一生懸命に取り組んでいる人々を応援していきたいなあと思うのでした。

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アメリカの夜

7月 25th, 2010 — 2:28am

今から20年ほど前に,「アメリカの夜」という映画撮影技法に関するテレビ番組が深夜に放送されていた。
以下は,その番組「アメリカの夜」のオープニング曲にも使われていたフランス映画「『映画に愛を込めて アメリカの夜』(原題:La Nuit américaine 英題:Day for Night)」の主題曲である。心にしみる良い曲だ。
番組自体がこの映画「アメリカの夜」へのトリビュートとも言うべき内容で,まさに番組スタッフの映画と番組へ愛を込めているのが良く伝わってきた。

さて,番組のアメリカの夜は,俳優宝田明によるタメがあり,良い意味で少し気取った感じの,ユーモアもあるホストによって,映画の技法を,実際の映画での使用例とともに理論的に解説していた。
焦点深度,パン,クレーン,望遠,広角,レンブラントライト,ステディカム,アリフレックス,スローモーションなど,ひとつひとつの技術解説が実に奥が深くなされていた。
当時,若かりし頃の自宅にはビデオデッキがなかった。
大変素晴らしい映像技術解説だと思った僕は,それをできるだけ丁寧にノートに記録することを心がけた。

americanote 
記録したノートの一部

番組はどんどん内容を説明していくので,それをすべて記録してはいられない。
そのため,番組中は,キーワードやインデックス,出典映画のクレジット記録にとどめ,目は画面に集中し,殴り書きのようにメモを書いていく。そして,番組終了後にメモと記憶を総動員して,詳細に記録していく。覚えている限りの記憶を記録した。

今思うと,ビデオデッキがなかった事が,このような記録手段をとることとなり,それが記憶につながった。映像の表現の記録なので,映像で記録しておくのがベターなのだろうが,今でもこのノートを読み返すと,紹介されていた映像が脳裏によみがえる。

番組から学んだの内容の一例として,「望遠」を紹介すると,望遠レンズはただ単にズームして撮るという効果だけではただの光学装置でしかない。それを,まっすぐに向かって走ってくる人を遠くからとらえてズームすることで,カメラと背景と人物の相対的な距離感がさほど変わらないので,移動している感じがあえて伝わらない印象を作り出すことができる。そのため,主人公が長い距離を大変くたくたになりながら走っていながらもなかなかたどり着かないもどかしさを映像表現として生み出すことができる,というもの。(出典:「卒業」)
確かに望遠レンズはズームする装置。だが,こうした時系列のある表現ができてこそ機器スペック重視ではない,人間が使う「道具」になり得るのだとハッと気づいた。この感覚にはデジタルとかアナログとか関係ない。
そして,映画表現に限らないなにか大きな感覚の殻がこの時剥けたような気がした。機器のスペック争いに興味がなくなって,それで何を作るのかが大事なのだとも思った。

映画「アメリカの夜」を含めた名作映画50本が全国の映画館で上映されている。
午前十時の映画祭
往年の名作揃いだ。見に行ってみよう。

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Processingを始めてみる

2月 7th, 2010 — 4:10am

try_processingProcessingを使ったプログラミングに挑戦してみました。
Processingとは,メディアアートの表現に適したプログラム言語と環境というと大雑把すぎるけれど,視覚効果やサウンド,映像処理などをプログラムから容易に取り扱えるようにしたものというのが今のところの自分の理解。世の中のメディアアーチストやクリエイターに多く使われている。

そんなわけで,少し試してみた。
早速作ってみた習作。ランダムに半透明な円を描き,同時にマウスカーソルの周りに曼荼羅のように円を描くもの。
そんなわけで作ってみたのがこれ。tryprocessing

このProcessingのすごいところは,本来はJavaアプリケーションなのだけれど,Processingjsを用いてJavaScriptとソース互換ができるため,Webである程度見せられること。もちろんI/O系が絡むものは無理だと思うけど。ActionScript3でもProcessing互換APIライブラリが開発されているので,Flashへの転用もできるはずだ。このProcessingでいろいろ作ってみたい。

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スウェーデンの経済成長と高負担を探る良い番組

8月 3rd, 2009 — 11:41pm

uppsala

テレビ朝日の「スーパーモーニング」のスウェーデン特集
スウェーデン的生活日記 / My Diary of Swedish Life:テレ朝スウェーデン特集(その5)
こちらのサイトには番組内容の要約も掲載されておりすばらしい。

北欧の事を調べれば調べるほど,その良くできた社会システムに驚嘆せずにはいられない。
番組の中でも出てくるが,
「女性にも働いてほしいから,働くための障害を取り除く」
「教育は良質の投資→教育費は大学も全て無料」
政策に意志を感じるとはまさにこのこと。
国民がこうなった方がよいからとビジョンが提示され,そのための政策が実行され,国民が納得して納税する。そして,国民が自ら決めた政治家に信頼を置く。この良いサイクルが循環している。
番組中に出てくる提言やレポート内容の中で,最も共感するのは「高い教育」ということ。
高いレベルで物事を考えられる人たち(国民全体)がいてこそ,長期ビジョンにたった議論ができるのだろう。
教育は投資。

さて,政治の季節。
よく,日本の街角レポートで「政治家には○○をきちんとやってもらいものだ」といったコメントを見るが,その意識を変えていく必要があるのだろう。
「○○をきちんとやれる政治家に投票するよ」という風に。
さらには「○○やれる政治家がいないから自分が出るよ」くらいまで。
不完全ながらも出ているマニフェストをよく読み,検討し,投票したいものだ。
日本の今後を決めるのは自分たちなのだ。政治家ではない。
(脱線:ボートマッチは便利)

スウェーデンの高いレベルのデザインはこうした高い意識の社会から自然ににじみ出るものと言ってもいいのかもしれない。
かっこいいスタイルを求めているだけではなく,理想の社会を作るためのツールとしての必然性から生まれてきたのだろうと感じる。

北欧には,これからの長い人生恐らく少なくとももう1回は行くだろうし,何回も行くかもしれない。いや,行きたい。
死に場所として選ぶのかもしれない。

もっと北欧の国々の社会のしくみについて学んでみたい。

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【本】北欧のノーマライゼーション

4月 13th, 2009 — 2:11am

「北欧のノーマライゼーション エイジレス社会の暮らしと住まいを訪ねて」
田中一正 (著)
TOTO出版

sweden_denmark_normalization1

「北欧の福祉」に関する精神性,その実現のための努力,そして実際が記されている。筆者も文中で述べているように短期滞在の中での調査なので一側面を捕らえただけなのかもしれないが,日本の将来を考えるひとつの手本として考える材料が多く提示されている。
スウェーデンやデンマークでは,人間の1人1人が若者や老人,男女の違いなく,生活を楽しんでいる。
年老いてこそ,人生を楽しむことに誇りを持っている。
文中に写真も多く,ビジュアル的にも把握しやすい。純粋に,デザインを見ているだけでも楽しい。
グループホームの写真は,説得力が高い。
日本でのいわゆる「北欧デザイン」がなされたグループホームが,街の形成と共に成り立っていて,そこの老人に心の奥からの笑顔がある。日本にいる我々は,それを社会制度も何もが違う国の事と突き放すのではなく,その深いところから何かを学ぶ時が来ているのではないだろうか。
そんなことをこの本は伝えてくれる。

物質的所有による豊かさは,あくまで副次的なものでしかないというのが自分自身の持論。北欧の人々の,真の豊かさを追求する精神性は,日本に多くある「物質主義」とは議論の土台が違う感じがする。
北欧の人々の多くが,高い精神性で高いレベルの議論をしている。結果,良質のサービス,良質の住宅,良質の物が生まれる。
先日スウェーデンとデンマークにに行った際に,現地でお話をさせてもらった人も,そういうことを言っていた。
根本は教育の質にあると強く思う今日この頃。
ちなみに,
1人あたりのGDP(名目)は,
スウェーデン:$49,603
デンマーク:$57,137
日本:$34,296
(2007年JETROデータ)

経済変動が起きる前の年の数字なので,現在は変動はあるだろうが,北欧も日本もそれぞれ下がっているはずなので,相対比はさほど変わっていないのではないかと思う。(最新数字はまだ出ていないけれど,むしろ日本の落ち込み幅が大きいはず)
この数字を見ると,多くのことを考えずにはいられないのです。

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クリエイティブ作業に必要な環境

4月 3rd, 2009 — 12:59am

新年度になりました。

新しい場所で,新しい席で,新しいクリエイティブ作業の環境を作る人もいるだろう。

自分へのメモも含めて,汎用性が高く費用対効果の大きい環境作りを列挙してみたい。

1.ScanSnapの購入 ¥50,000弱

名刺の入力,ドキュメントの取り込み&PDF化,OCRが高速で全部できる。コピー取りと名刺の管理をしてくれる秘書がいる感じ。

人とのつながりは極めて貴重。

裁断機(約¥20,000)もあると,書籍の取り込みもばんばんできるので,本棚を買うのと同等の効果がある。PCさえあれば,移動中でも鞄がかさばることなく大量の書籍を持ち運んでいるのと同じことができる。

2.フォントの購入

おすすめはヒラギノ角ゴシックW3W5W7 Windows用TrueType。 3ウェイトセットで¥14,000くらい。コストパフォーマンスが高い。

プレゼンや提出書類での見栄えがダントツに良くなる。フォントなので,自分は何もする必要なく見栄えが上がり,好印象を与える。99か100かでの何かの分かれ目に遭遇した場合,見栄えの良さが大きなチャンスをつかむことはあり得ること。何かに通るか否かは,99か100が,0か100になること。

Windows標準搭載のフォントにきれいに見えるフォントが無くもないが,標準以外のフォントで差異を出すことによって印象に残る効果もある。

3.Wordの差し込み印刷の習得

ルーチンワークをコンピュータにやらせるのは作業効率改善につながる。同一のフォーマットで何度も同じ書類を作るならば,多少の時間はかかっても,差し込み印刷の習得を狙いたい。

全部手動で行った場合の時間が10かかったとして,それに9の時間がかかってもマクロや自動化のための苦労をするのがハッカー(挑戦心あふれるコンピュータ高度技術者)の心構えだが,ハッカーに限らず時間は11だろうが20くらいかかったっていい。2回で元がとれるのだから。その後は単純に利得時間となる。自分の時間単価がまるまる利得になる。

Wordの機能の中でも特に効果の高い処理だと思う。

4.英語の習得

英語はレバレッジが効く。自分ももっともっと英語を学習したい。極めて汎用度が高い。

5.ちょっといいレンズを搭載したデジタルカメラの購入

・リコー GX200(¥35,000くらい)

・シグマ30mm F1.4 EX DC HSMニコンマウント+D40Xとか。旧モデルD40も狙い目。(¥60,000?¥70,000くらい。)

写真は汎用度が高い。Photoshopなどでちょこちょこと直さなくても,撮りようで一発印刷可能な写真が撮れる。時間節約の面からも効果大。もちろん質の良い写真は補正がしやすいし,深みのある写真になる。印象は一瞬が勝負。一瞬で勝負できる素材は強い味方になる。

6.ちょっといいプリンタ用紙の購入

毎日何百枚という量の印刷をするのでなければ,多少値が張っても,なるべく質の良い紙を選びたい。値が張ると言っても,100枚で500円が1500円になるくらいのこと。1枚あたりで換算すると十円程度。頑張って気合いを入れてデザインして原稿を作っても,ぼやけた紙に出てしまっては,印象が格段に落ちる。十円の差が,通るか通らないかの明暗を分けることもあり得る。つまり,自己の作業単価に比して,十円はとても安いと言うこと。そこをけちると,対外的な作業単価が半減しているも同然ということになる。

レーザープリンタでも,たまには光沢紙に出してみよう。印刷屋に出したのと見まがう結果が得られる。

7.健康的な体

スポーツをしよう。不健康による機会逸失や信用損失のダメージは大きい。優先的にスポーツに時間を割いて健康に心がけたい。あと睡眠時間の確保も。

8.歴史の反芻

過去の先人たちの作品,行動,社会背景を知るために書物を読むこと。

ビスマルクの名言「賢者は歴史に学び,愚者は経験に学ぶ」の実践。

1人の経験は人類史上の一握にも満たないものに過ぎない。歴史こそ先人の知恵の集大成であり,新たな挑戦へのバネになる。保守ではいけない。しかし,過去を学ぶことを忘れないようにしたい。

上記の提案は,ある程度の初期費用を要するものがあります。

でもあなたの時間単価は,とても高く,それらの初期費用も1日?数日でトントンになるものばかりかと思います。

自分も実践しているもののうち,ノウハウがいらず比較的短時間で取り組めて,即効果の出るものを多く集めてみました。

新しくチャレンジする人への参考になれば幸いです。

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新たな知的価値が熱い

3月 28th, 2009 — 7:52pm

先進的なデザイナーは,皆さん,口々に言います。
「日本のもの作りはソフト産業へ脱却しなければならない。」
物作りの日本の超大手メーカーの要職の方々もそう言います。
物質価値よりも,それによって使う人がどんな幸せがもたらされるかということを伝える仕掛け作りの方が大事だと言います。
今まで,そう言うことを少しは言ってはいても「やっぱり物の価値の方が大事だよ」と本音では言っていた人が多かったように思います。
しかし,話し方,言い回し,実績,最近は本音でそう言っている事が伝わってきます。
最近,そうしたすばらしい方々の話を全国各地で生で聞く機会に恵まれ,それを感じます。

先日,フランス人のデザイナーであるグエナエル・ニコラさんの講演を聞きました。
クライアントにデザインのプレゼンをする時は,物のプレゼンの時間はすごく短い。それよりも,そのパッケージのプレゼンに大半の時間をかけるとのこと。
パッケージは,ユーザーが物に到達するアプローチであり,そのストーリーがとても大事なのだと言います。
それにきちんとデザインがなされていることで,ユーザーの物に対する感激度は何倍にも高まる,と。

イギリスもデザイン産業全般に大変な力を入れていて,クリエイティブ産業(音楽,アニメなど含む)がGDPの8%を占めるそうです。
すごい数字ですよね。世界初の産業革命の国が,クリエイティブ産業(知的価値産業)の国に切り替わりつつある。
しかも国費でデザイナーを海外派遣している。イギリスの商品を輸出するのではなく,デザイナーを輸出することで,UKデザインが国外に影響力を出していく。
Googleがインターネットの世界でそうしたようなことが,人材派遣という形を変えて起こりつつある,と感じています。
デザインの本質的なところの価値の輸出ですね。

DSC_5647

Googleのサービスが,過去に前例がなかったために比喩のしようがなかったように,UKの戦略もたとえられませんが,デザインの価値輸出→モノ・ヒトのUKの絶対的価値ネットワークの構築ということになると思います。
産業革命の国が,知的価値の輸出で,再び世界の物の価値の基準塗り替えをしていくような気がします。

第二のGoogleを狙えというのは二番煎じで,土俵を作った人がえらいと思っています。
そういう状態になりつつあるのではないかと感じます。

この間マンチェスターから来た方もすばらしい思いでUKデザインを熱くしていました。
何か,世界中がGoogleとは違うステージで知的な熱気に包まれてきている気がします。
さあ,これに乗るのか背を向けるのか。
自分としては,乗りたい。
こういう分野で価値を作ることがライフワークみたいなものなので。

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iPhoneに触ったよ

9月 8th, 2007 — 12:46am

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ある業界で有名な方とお知り合いになった。その人が何とiPhoneを持っていたので触らせてもらった。
指でなぞるタンジブルインタフェースが見事だ。
これはインタフェースを作るうえでかなり参考になる。
コンパクトなボディに,Webブラウザやカメラの機能が盛り込まれた小さなパソコンだと感じた。
写真で見る以上に物凄く薄く感じる。
タッチスクリーンも指紋でべたべたになるかと思ったらそうでもない。
もともと梨地のような表面で指紋が目立たない。
実物を触って感じることが多くあった。どうもありがとうございました。

Comment » | デザイン

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