FlexBuilderはデザイナーとプログラマの境界を無くす
必要に迫られてFlexでコードを書いている。
これがなかなかいい。
はじめは無料のFlexSDKとFlashDevelopで書いていたのだが,なかなか理解に時間がかかる。
そこで,1ヶ月無料で使えるAdobe純正のFlex開発環境であるFlexBuilderをインストールし,使ってみた。
Flashのタイムラインは正直プログラムするにはなかなかなじめなかったのだけれど,FlexはActionScriptによるプログラミングが主体になるよう設計されており,FlexBuilderも,MicrosoftのVisualStudioを彷彿とさせる機能と操作性だ。
Eclipseベースなので,Eclipseに慣れている人はさらに便利だろう。
Eclipseプラグイン版とスタンドアロン版が用意されているが,スタンドアロン版をインストールした。
FlexBuilderを使ってみて感じたのは,コード補完やヘルプの充実がすばらしいことだ。
以前はVisualBasicでいろいろ開発していたのだけれど,VisualBasicの良さは,言語体系もあるが,開発環境であるVisualStudioの機能にあったように思う。コード補完やヘルプと平易な(雑になりがちな)言語設計がミックスされてブレイクしただろうと思うし,画面設計もGUIで行えたのも大きい利点だ。デザイナーとプログラマーの垣根を少し取り払ったという功績があるだろう。
そして,Flexは,Flashをベースに開発されており,FlashのActionScriptやswfファイルの読み込みなどが容易だ。
FlexBuilder自身がGUIによる画面設計も行えてVisualStudioのような感じなのだが,swfとの連携が容易なことで,デザイナーとの分業も容易になるだろう。swfの制作,オーサリングは既にFlashの登場から10年経過しており,デザインノウハウも世の中に豊富にある。その資産を現代のWebアプリケーション開発に生かせる利点は事の他大きいと感じる。
Flexは,ネイティブアプリのように実行できるAIRやWebアプリ用のswfへのコンパイルができ,実に幅広い可能性がある。もちろんFlashの実行環境は,PCのみならずケータイや家庭用ゲーム機などその範囲を広げており,Flexで開発したアプリもそれら環境で実行できる可能性がある。
VisualBasicを全面的に賞賛というわけではないが,さまざまな意味で世の中に変革をもたらした一定の功績はあるだろう。
それらの一時代は終わり,Webアプリケーションの時代にあって,Adobeが出したアプリケーション開発のあり方を示した一つの回答なのかもしれない。
以前は200万円を超える価格体系だったのが,SDKだけなら無料で,開発環境のFlexBuilderも追加コンポーネント無しならば30,000円と非常に戦略的な価格になっている。
FlexBuilderは1ユーザーライセンスとのことで,マシン単位ではなく,ユーザーあたりという扱いなのだろうか少し微妙だ。自分ひとりが使う場合は何台かにインストールできるのだろうか。是非そうしたいところだ。
